原稿設定ジェネレーター
使い方ガイド

Wordで縦書き小説原稿を作る完全手順

小説新人賞の多くは「縦書き・◯字×◯行・A4」といった原稿書式を指定します。この記事では、Wordで縦書き原稿を作り、指定どおりの字数・行数・余白に合わせる手順を、初めての方にも分かるように順を追って説明します。

原稿の体裁は作品の中身とは関係ないように思えますが、応募規定で書式が決められている以上、指定どおりに整えることは「規定を守れる応募者」であることの最低条件です。ここでは Windows 版 Word を例に説明します。Mac 版でもメニュー名はほぼ同じです。

手順をまとめて自動化したい方へ字数・行数・縦書き・用紙を選ぶだけで、設定済みのWordファイル(.docx)を無料生成できます。下記の手順を1つずつ行う代わりに使えます。
原稿設定ジェネレーターを使う

ステップ1:ページ設定ダイアログを開く

Wordの上部メニューから 「レイアウト」タブ を開きます。「ページ設定」グループの右下にある小さな矢印(ダイアログ起動ボタン)をクリックすると、詳細な設定ができる ページ設定 ダイアログが開きます。書式の指定はほぼすべてこのダイアログ内で完結します。

ステップ2:用紙サイズと向きを決める

ダイアログの 「用紙」タブ で用紙サイズを選びます。小説新人賞では A4 指定が一般的ですが、賞によっては B5 などの場合もあります。「余白」タブの「印刷の向き」で、縦置き(ポートレート)か横置き(ランドスケープ)かも指定どおりに選びます。

ステップ3:縦書きに切り替える

「文字数と行数」タブ を開き、「文字方向」の欄で 「縦書き」 を選択します。これで本文が右上から下へ、行は右から左へと流れる、いわゆる縦組みになります。横書き指定の賞ではここを「横書き」のままにします。

ポイント:縦書きにすると、半角の英数字や記号が横に寝てしまうことがあります。気になる場合は該当箇所を選択し、「縦中横(たてちゅうよこ)」機能で向きを整えられます。

ステップ4:文字数と行数を指定する

同じ「文字数と行数」タブで 「文字数と行数を指定する」 を選び、1行の文字数1ページの行数を入力します。文芸系の新人賞で多いのは 40字×40行40字×30行 です。ここで指定した数値が、1ページに入る本文の量を決めます。

なお、入力できる字数・行数の上限は、用紙サイズ・余白・フォントサイズの組み合わせによって変わります。「40字にしたいのに入力できない」という場合は、余白を狭くするか、フォントサイズを小さくすると入るようになります。

ステップ5:フォントと文字サイズを設定する

「文字数と行数」タブの下にある 「フォントの設定」 ボタンから、本文フォントと文字サイズを指定します。日本語の小説原稿では MS明朝游明朝 といった明朝体が一般的です。サイズは 10.5pt 前後がよく使われますが、字数・行数が収まるよう調整してください。

ステップ6:余白とページ番号を整える

「余白」タブで上下左右の余白を整えます。余白を変えると1ページに入る字数・行数も変わるため、ステップ4と行き来しながら微調整します。ページ番号が指定されている場合は、「挿入」タブ →「ページ番号」から追加します。賞によってはページ番号を「右下」「中央下」などと位置まで指定することがあるので注意しましょう。

仕上げのチェックリスト

  • 用紙サイズ・向きは指定どおりか
  • 縦書き/横書きは合っているか
  • 1行の字数・1ページの行数は指定どおりか(ダイアログで再確認)
  • フォント・文字サイズは指定の範囲内か
  • ページ番号の有無と位置は合っているか
  • 表紙(タイトル・あらすじ・氏名等)の要否と書き方
  • 提出形式(.docx/PDF/印刷)の指定
必ずご確認ください:字数・行数・余白の数値や提出形式は賞ごとに異なり、改定されることもあります。応募前に必ず応募先の公式な最新の募集要項をご確認ください。本記事は一般的な手順の解説です。

よくある質問

Q. 字数と行数を指定したのに、実際の文字数が1〜2字ずれます。

Wordの「文字数と行数」は、フォントや約物(句読点・かっこ)の詰め設定によって表示が前後することがあります。プレビューや実際の入力で確認し、必要なら余白やフォントサイズを微調整してください。

Q. 手順が多くて大変です。もっと簡単な方法はありますか?

本サイトの原稿設定ジェネレーターを使うと、字数・行数・縦書き・用紙を選ぶだけで、これらの設定が済んだWordファイルをダウンロードできます。1ページ目から本文を書き始められます。